9月に読んだ本&漫画で好きだったものを紹介します。
(もう10月も三分の一終わったって?
聞こえないよ〜🫠)
○よろず建物因縁帳シリーズ(小説)
これめっちゃ面白かったですね…!
まだシリーズ最後までは読めてないのですが、男が祓える人(陰陽師ではなく曳家師)で主人公の女がわりと読者側の目線になっています。
怪異の物語が好き&匂わせ微恋愛の空気が好きな人は好きなお話だと思います。
仙龍(曳家師)がヒョロガリインテリ系じゃなくて、ガタイよくてタバコが似合う男前で興奮しますし、春菜(主人公)がバリキャリ思考の気の強い美人なので有難いですね……。
○探偵は教室にいない
タイトルから勝手に『全然登校してこないクラスメイトは実は天才で!?』という展開を予想して読み始めたら普通に他校の引きこもりでワロタ。そりゃ教室におらん。(ちゃんとあらすじを読め)
恋愛色はほぼなし。爽やかミステリで良かったです。
○百年文通
短いお話だけど、物語に起伏があってとっても面白かった。
机の引き出しを通して、現代の女の子と百年前の大正時代の女の子と交流する話。
キャラクターも魅力的だったし、かわいい女の子二人のやりとりをかわいいだけで終わらせずに山あり谷ありな問題を解決させていくところも素敵でした。
○メダリスト(漫画)
すんごい面白かった。
物語の展開も、キャラクターの背負うものも、台詞も、演出も、どれもめっっっっちゃくちゃ良かった。
絶対ネタバレだし長台詞だからTwitterで出すの我慢してたんですけど、一番好きな文章貼り付けて良い???
「後から始めた貴方の前にはきっと希望がある
経験値が貯まれば追いつけるかもという希望が
あなたは追い抜かれる無力感を知らない
その差を埋める悲しさを知らない
この痛みを知らない人を金メダリストなんかにさせない!」
すっ……………ごくない…………?
しかもこの台詞(モノローグ)、主人公や一番のライバルのものじゃないんですよね。
名前はついてるけど、あんまり出てこない子なの。
これに関しては作者の意図をすごく感じていて、
「天才と呼ばれなくても
学校の子が誰も知らないとこで
こうして死ぬ気で頑張ってるってことをさ
誰かに知ってもらえたらいいな」
というセリフがある通り、決してスポットライトを浴びることがない子にもそれぞれの長い長い努力の物語があることを伝えようとしているんだなあと思いました。
メダリストでは大会がいっぱいあるから、その大会しか出てこないような子たちが激アツモノローグを残して鮮烈な印象を与えて退場していくんですよね……。「自分に賭けられないやつが運命に勝てるわけがないんだ!」とかね。
フィギュアスケートは奇跡を見守るスポーツ、という言葉がめちゃくちゃしっくりくる激アツスポーツ漫画なのでぜひ読んでみて〜!!!!
○魔法使いの娘&ニ非ず(漫画)
これもめっちゃくちゃ面白かったですね。
元気で健康な女の子とソツなくて脆い男の組み合わせが好きなら読んだら良いと思う。
兵吾のキャラクターが絶妙で本当に良かった。
あとオカルト大好きなのでお話自体も好き。
○まとめ
他にも面白い本を読みましたがTwitterやふせったーで感想出し切っていたのでこのへんにしときます。
もし小説と漫画で一つずつ選ぶならよろず建物因縁帳とメダリストかなあ。めっっっっっっっちゃくちゃ面白かったので。
10月もいっぱい読書したいなあと思いました。
おしまい